水漏れ修理業者の選び方!応急処置の方法も解説
家庭で突然起こる水漏れ。適切な対応をすれば被害を最小限に抑えられます。この記事では、水漏れが発生した際に依頼する修理業者を選ぶポイントや、業者に頼むべきタイミングについて詳しく解説します。また、業者が到着するまでの応急処置の方法も紹介します。緊急時に備えて、ぜひ参考にしてください。
どんなケースで修理業者に依頼するのか
水漏れは突然発生し、迅速な対応が求められますが、どのタイミングで業者に依頼すればよいのか迷うことも多いでしょう。
専門業者への依頼が必須のケース
まず、法律や専門的な工具が関わる場合は、必ず業者に依頼する必要があります。たとえば、水道の新設や改修などの工事は法律により地方自治体が指定する水道事業者に依頼しなければなりません。また、排水管のつまり除去と予防のための高圧洗浄も業務用の高圧洗浄機を使用するため、専門業者に依頼する必要があります。
さらに、給湯器の交換も繊細で専門的な作業が必要なため、給湯器メーカーや修理業者に依頼することが基本です。
自分で修理することに不安がある
次に、DIYで修理が可能な場合でも、難しいと感じたら無理せず、業者に依頼する方が安全です。たとえば、蛇口のパッキン交換や普通便座の交換は、ホームセンターで部品が手に入り、比較的簡単に行える修理ですが、パッキンの取り付けが不完全だと、再度水漏れする可能性があります。
簡単に見える修理でも、実際にやってみてうまくいかない場合は、早めに業者に依頼するようにしましょう。無理に作業を続けると症状が悪化し、修理費用が増える可能性もあります。ほかにも、修理難易度が高くリスクが伴う場合は、専門業者に依頼する必要があります。
たとえば、レバー水栓やサーモスタットミキサー、シャワー水栓などの修理は内部構造が複雑でDIYで完了しない場合が多いです。また、ウォシュレットの交換は水漏れや漏電、感電のリスクが高いため、専門業者への依頼が安全で確実でしょう。適切なタイミングで専門業者に依頼することで、安全かつ迅速に問題を解決することができます。
水漏れ修理業者を選ぶ際のポイント
水漏れ修理業者に依頼する際は、信頼性の高い業者を選ぶことで、迅速かつ適切な修理を受けることができます。ここでは、水漏れ修理業者を選ぶ際のポイントを解説します。
料金の適正性
料金の適正性を見極めるためには、複数の業者から見積もりを取ることがポイントです。相見積もりをとることで、料金が高すぎる場合や安すぎる場合の理由を詳しく確認できます。見積もり内容が詳細であり、必要な工事のみが含まれているかを確認しましょう。
対応スピード
水漏れトラブルが発生した際には、迅速な対応が求められます。即日対応や1時間以内に駆けつけてくれる業者を選ぶことが理想です。また、24時間営業の業者であれば、深夜や早朝のトラブルにも対応してくれます。駆けつけ時間や対応時間を確認して、迅速に対応してくれる業者を選びましょう。
接客態度・アフターサポート
見積もり内容の確認を嫌がらないか、丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。電話応対や出張見積もり時の対応もチェックポイントです。高圧的な態度や不親切な対応をする業者は避けましょう。また、修理後のアフターサポートの充実度も重要です。
修理後に不具合が再発した場合、迅速に対応してくれるなど、アフターサポートがしっかりしている業者は、信頼性が高く、安心して依頼できます。
実績や口コミの確認
業者の信頼性を確認するためには、創業年数や施工実績のチェックも欠かせません。長く多くの人に依頼され続けている業者は、信頼性が高いといえます。また、施工実績が多い業者は、様々な水漏れ修理を経験しているため、安心して依頼できます。
インターネットで業者の評判を検索し、具体的な内容のレビューを参考にしましょう。このほか、知り合いや近所の人など、実際に依頼したことのある人の感想を参考にすることもおすすめです。また、業者が水道局指定工事店であることを確認しましょう。
水道局指定工事店であることは、業者が適切な技術と設備を持っている証です。また、上水道と下水道の両方の指定を受けているかも確認することが重要です。上水道のみの指定を受けた業者には、技術が不足している場合があるため、信頼性の高い業者を選ぶための基準となります。
以上のポイントを確認し、信頼できる業者を選ぶことで、適切な水漏れ修理を依頼することができます。
水漏れが発生した際の応急処置
水漏れは突然起こるトラブルであり、早急な対応が求められます。ここでは、水漏れが発生した際の応急処置について解説します。
止水栓を閉めて水を止める
水漏れが発生したらまず最初に、止水栓を閉めることが重要です。止水栓は一般的に蛇口の下などにありますが、見当たらない場合は家全体の元栓を閉めることで対処します。これにより水の供給が遮断され、被害を最小限に抑えることができます。
水漏れ箇所に補修テープを巻く
軽度の水漏れに対しては、補修テープを使うことで一時的な応急処置が可能です。自己融着テープ、水道用ラップテープ、防水補修テープなど、さまざまな種類があります。これらのテープを使用する際には、まずは水漏れ箇所を乾いた状態にし、汚れや異物を取り除いてからテープを巻きます。
管理会社に連絡(賃貸物件や集合住宅の場合)
マンションや賃貸住宅で水漏れが発生した場合は、速やかに管理会社に連絡しましょう。管理会社で修理業者の手配などを行ってくれる場合があります。住人に責任がない場合は、管理会社や貸主が修理の責任を負うことが一般的です。遅れることなく連絡を取り、迅速な対応を心がけましょう。応急処置は一時的なものなので、早めに修理業者に依頼しましょう。
まとめ
この記事では、修理業者を選ぶポイントと応急処置の方法を解説しました。家庭で突然起こる水漏れには迅速な対応が必要です。業者を選ぶ際は、料金の適正性、対応スピード、接客態度、アフターサポート、実績や口コミをチェックしましょう。業者が到着するまでの応急処置として、止水栓を閉めたり、水漏れ箇所に補修テープを巻くなどすることで、被害を最小限に抑えられます。